介護の仕事は入居者や自身の体調管理を常々考えておくことが求められる仕事だ。
特に体力のない高齢者やリハビリ中の入居者はそうだが、夏は夏バテをしないよう工夫をすることが重要となる。
今回は夏バテしないための食事の注意点について2点述べておこう。
夏バテの原因は栄養不足や自律神経がアンバランスになることなどにあると考えられている。
とりわけ高齢者やリハビリ中の人は体力がないだけに、夏場は身体のバランスを崩して夏バテを引き起こしやすいので注意が必要だ。
夏バテにならないようにするためには、まずは栄養補給をしっかり行うことが必要だ。
暑い夏はどうしても食欲が減退し水分ばかりを摂りがちになるが、それでは体力が落ちてしまい夏バテにつながりやすい。
つまり、食欲を適度に保つことが必要になるわけだ。
そのためにはカレーなど香辛料が効いた食事や生姜など香味野菜をつかった料理など、食欲が増進する料理も意識して食べるようにするとよいだろう。
ビタミンやたんぱく質はじめ栄養をバランスよくとることにも気をつけておきたいところだ。
2つ目は、摂る食事の温度に注意するということだ。暑い夏はどうしても冷たい食事を摂りがちになる。
しかし、それでは胃腸に負担がかかってしまうし、体が冷えることで体力回復に必要なエネルギーも不足しがちになってしまう。
そういったことが重なると、夏バテにつながってしまいやすいわけだ。
だから、冷たいものに偏るだけでなく、 温かい食事や常温の食事もとることも意識しておく方がよいだろう。